自身のお子さんの病気の実話を元に作られた感動漫画が話題の漫画家『田中宏明さん』について調べてみました!
難病に立ち向かうお医者様やご家族の葛藤や、悩みがつづられている作品に様々なことを考えさせられると思います。
この本をお書きになった田中宏明さんとはどのようなご経歴の方なのでしょうか。
田中宏明さんとは?!

▼プロフィール
氏名:田中 宏明 (たなか ひろあき)
生年月日:1973年2月21日
出身地:北海道札幌市
出身校:北海道造形デザイン専門学校
会社:有限会社エアーダイブ 代表取締役
▼ご経歴
□専門学校卒業後は印刷会社に入社。大手ゲームソフト会社へ転職。
専門学校ではグラフィックデザインを専攻していいたことからウェブ制作の仕事に従事。
□24歳で子供の頃からの夢『漫画家』に挑戦するため退社。
一度きりの人生を後悔なく送るための決意だそうです。
□「講談社ちばてつや賞」に最初の作品を応募し、3番目までに入らなかったら才能が無いと諦めると決意。
なんと2番目の準大賞を受賞し周囲を驚かせるが連載獲得できずに苦しむ。
□奥様に一年時間がほしいと懇願し漫画制作に没頭。
意見が怖くて出版社へ作品を送れず、1年がたち約束通り漫画から離れることに・・・
□その後数年たつころ、生後半年の次男が「水頭症」と宣告される。
□看病している際に出会った患者さん家族たちに惹かれ。パンフレット制作などをボランティアで行う。
そこで感情がよみがえり”もう1度書こう。自分にしかできない恩返しを!と。
□2006年に起業、漫画制作にチーム制を導入。
企業に際しこんな気持ちだったと過去インタビューでお答えになっていました↓
メモ
「才能ある人材を見出し、彼らを束ね、光らせたい」
「いま現役で頑張っているデザイナーやクリエイターが歳をとった時、はたして若い時と同じように描き続けられるでしょうか?彼らがずっと食べていけるように、彼らを育て、雇用していける場が必要なのです」
□2011年には「15回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門で審査委員会推薦作品に選出
韓国でもハングル版が発刊される
□2015年にはクラウドファンディングで資金を募り、東京の特別支援学級に漫画を送るという活動をされています。
『諦めないことの大切さを小学生に届けたい!!!』とのテーマで募った活動ですが、
目標額¥1,080,000に対し、なんと52人の支援者から¥1,112,000を集めることができたようです!
とっても素敵な活動ですよね!子供達もですが、きっと保護者の方や先生方もうれしいはず!
医師と子供たちの感動漫画とは
”治療や手術はもとより、後遺症の残る子どもたちが社会で自立できるまで面倒をみるという、『苫小牧の脳神経外科・高橋義男医師』の人間性に感銘を受け、「この人の軌跡を漫画で描き伝えたい」と思った。”
その高橋医師を描いた漫画が『義男の空』という漫画で全12巻刊行されています。
高橋義男さんの名前『義男』から本の名前があるのですね~! 義男の空あります!↓
小児専門の脳神経外科医は全国に30人ほどしかいないのですがその中でも「子どもの魔術師」と呼ばれるほど腕利きのお医者様だそうです。
無名コミックのため不安もあったそうですが、発売してみるとマスコミや書店に大きく取り上げられて「家族が病気になった時、どう乗り越えていくべきなのかを知るバイブルになる本」や書店からは「中学生からお年寄りまで、幅広く売れています」と多くの反応があって田中さん自身もとても驚いたそうです。
それほど多くの方の心を打った作品ということですよね。
高橋医師の端的で正直な言葉に信頼しリスクの高い手術を決断した結果、劇的な回復を見せた次男くんは現在は野球に熱中する少年になったそうです!
漫画家田中宏明まとめ
マンガに対してとても熱い思いを持っている田中宏明さん
素敵なお医者様に出会えたことが様々な意味での転機となったようですが、漫画を読むとお医者様も熱く強い気持ちの持ち主だということが感じ取れます。
諦めずに頑張ることの大切さをこれを読んで沢山の人に感じてもらいたいと思います!