痛くない注射針が開発されたとのニュースを見ました!!
更に3/11(水)の『未来はココまで来た!』の予告でも”痛くない注射針”について触れられていますね~
毎回嫌がる子供を必死になだめて連れて行くお父さんお母さんにとっては、とっても朗報!
どんな病院で使われるのか、なぜ痛くないのか、予防接種には使用可能かについて調べてみたいと思います。
痛くない注射針とは?
テルモ株式会社から
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世界最細・最短の注射針『ナノパスjr』
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の発売が発表されました。
ナノパスは、インスリン・成長ホルモンなどを皮下注射するためのペン型注射器用ディスポーザブル針。
2012年1月に岡野工業株式会社と共同開発された『ナノパス33』※針の先端直径0.2mm(33G、33ゲージ)
更に改良して2012年9月に発売された『ナノパスニードルⅡ(通称:ナノパス34)』※針の先端直径0.18mm(34G、34ゲージ)
今度は長さを1mm短くして発売される。それが今回の『ナノパスjr』なのだそう!
長さを短くする頃によって子供達ややせ型の方にも使えるようにするのが今回の目的だといいます。
なぜ痛くないと感じるのか
そもそも、注射針を刺して「痛い!」と感じる原因は、皮膚面に分布する痛さを感じる感覚点「痛点」に注射針が当たるからです。そしてこの「痛点」は1c㎡当たり100~200個、皮膚表面に高密度で分布しています。この痛点をできるだけ避けられる、より細い注射針を造ればよいのです。それがテルモの痛くない注射針「ナノパスニードル」です。
出典:日経クロステック
痛点よりも細い注射針で注射をする=痛くない
ということなのですね。。。。
そもそも痛みを感じるのが痛点という部分だなんて知らなかったです。。。!
これを様々な医療分野に応用すれば・・・と思ったのですが完全に素人考えでした。
予防接種には使えない!!
予防接種に用いられる注射針は薬液の関係等でそこまで細くできないんだそうです。。。。
ナノパスは0.18mmなのに対し痛いとよく言われるインフルエンザの注射針は0.8mm程度は必要とのこと。
痛点を通過してしまうのは避けられない大きさなんだそうです。
では今回の痛くない注射針はどんな場合に使用するのでしょうか?
どんな人が使う注射針か
それは1日に何度も行われる場合がある自己注射治療で針をささなくてはならない人、糖尿病患者の方々なんだそう。
2019/3月現在では患者数は328万人にも渡るといわれています。
男性184万8,000人、女性144万2,000人ということで男性の方がやや多めといった印象です。
年々増加傾向とのことですので、更に増えてしまっているかもしれません。。。
全体からみると多くはないものの小児期発症の場合もあるようです。

インスリンのコントロールが必要な患者さんは100万人を超えると言われています。
そんな人たちに向けてどんどん針を細くして、痛くない注射針を開発されたそうですよ。
どれだけ大事なことでも、注射となれば子供たちは嫌がりますよね。
痛くない注射針の開発はお子さんを大切に思う、お父さんお母さんの救世主でもあるんでしょうね。
販売元:テルモ株式会社とは

私たちの生活を支える医療機器の販売・製造を行う一部上場会社さんです。
『医療を通じて社会に貢献する』を理念に掲げられています。
この『ナノパス』を発売して国内最大手に躍り出たと言われていて、いくつもの賞を受賞されている世界初の製品を多くもつ会社さんのようですね。
普段一般消費者が目にする機会はあまりないかもしれないですが、医療を助ける役割を果たしているのだと思います。
痛くない注射針(ナノパスjr)についてまとめ
痛くない注射針は当初思ったものとは違いましたが、とても意義のある進化ですね。
予防接種もそのうち痛みないような注射針が出てくるのかな~
最後までお読みいただきましてありがとうございました!